親子孫の三世代ハワイ旅行は、人数も年代もニーズもバラバラ。だからこそ“過不足なく・身軽に”が成功のカギです。本記事では、機内・現地・年齢別・目的別に必要な持ち物を網羅し、忘れがちな必需品や「荷物を減らすコツ」まで、実践目線でまとめました。最後にはそのまま使えるチェックリストも付けています。
まずは「全員共通」:最重要アイテム
- パスポート(有効期限を要確認/万一に備え顔写真ページの紙コピーとクラウド保存)
- ESTA・渡航書類(印刷+スマホ保存/航空会社アプリに旅程登録)
- 海外旅行保険(保険証券番号・連絡先・補償対象をメモ。クレカ付帯は利用条件要確認)
- クレジットカード複数(VISA/MASTERを最低1枚ずつ。IC/PINの事前確認)
- 現金(USD)(少額のチップ・パーキング・屋台用)
- 国際ローミング/eSIM(到着前に開通手順を家族と共有)
- 変換プラグ/電圧(ハワイはA/B型・120V。日本の100V機器は基本OKだがドライヤー等は現地利用推奨)
- 常備薬(英語名のメモ/処方薬は英文処方箋・ジェネリック名も控える)
- 衣類(日中は夏服+冷房対策の薄手羽織/レストランのドレスコードを1セット)
ミニTIP:書類系は「紙1セット」を祖父母に、電子一式を親が持つ“分散管理”。スマホ紛失や充電切れに強くなります。
子ども(乳幼児〜小学生)に必要なもの
ベビー・未就学児
- ベビーカー(軽量B型 or トラベルバギー。預ける際はストラップでまとめる/雨除けカバー)
- 抱っこひも(空港・機内・寝落ち対応)
- チャイルドシート手配(レンタカー会社で予約 or ベルト内蔵型トラベルブースターを持参)
- ミルク関連(哺乳瓶、乳首、液体ミルク、消毒グッズ、使い捨て哺乳瓶袋)
- ベビー食器・エプロン・スナックケース
- おむつ・おしりふき・おむつ替えシート
- お気に入り毛布/ぬいぐるみ(時差ボケ・寝かしつけ対策)
- 体温計・解熱鎮痛・口内ケア(月齢に合うもの)
小学生
- スイムベスト/アームリング(海・ラグーンでの安心感)
- UVラッシュガード・つば広帽・偏光サングラス(キッズサイズ)
- 砂場&ビーチ玩具(現地ABCストアで調達も可。帰国前に譲る/捨てる前提で)
- アクティビティ用の運動靴(牧場・ハイク・ジップライン下見など)
- 機内エンタメ(ダウンロード済み動画・絵本・ぬりえ/子ども用ヘッドホン)
乳幼児の機内:離着陸時は授乳・おしゃぶりで耳抜きをサポート。着替え一式は必ず機内持ち込みに。
祖父母の快適装備
軽量のウォーキングシューズ(ハワイは歩く。サンダル+スニーカーの2足体制) UVカーディガン・帽子(日差しは強烈。肌の露出を減らして日焼け&疲労軽減) 常用薬セット(英文処方箋・服薬スケジュール表/ピルケース) 携帯用クッション・ネックピロー・着圧ソックス(長時間フライトのむくみ対策) 薄型レインジャケット(突然の通り雨&室内の寒冷対策)
ビーチ&プール周り(“ハワイらしさ”を最大化)
- 水着/ラッシュガード(家族全員分。替えも1セット)
- 珊瑚礁に配慮した日焼け止め(Oxybenzone/Octinoxate不使用のリーフセーフ表示)
- UVアフターケア(アロエジェル/保湿クリーム)
- ビーチサンダル&マリンシューズ(リーフや熱砂対策)
- 大判速乾タオル/サンドフリータオル
- 防水スマホケース+ネックストラップ(海中・プール落下の保険)
- 簡易テント/ポップアップサンシェード(幼児の昼寝・着替えに便利/レンタルでもOK)
- 保冷バッグ&ジップ袋(保冷・濡れ物仕分け)
サンスクリーンは“重ねて”:
外出30分前に“こってり”→ビーチ到着後“追い塗り”→泳いだら都度塗り直し。唇用バームも忘れずに。
アクティビティ別の+α
シュノーケル/ラグーン
- 子ども用スノーケルマスク(フルフェイスはサイズ要注意)
- 曇り止め/曇りにくいレンズ
- ウォータープルーフ絆創膏(足の擦り傷用)
ハイキング(マカプウ、マノアなどの初心者トレイル想定)
- 軽量リュック/ハイドレーション
- 虫よけ(ディート or イカリジン)
- 薄手レインジャケット・日除け手袋
- エネルギーバー・経口補水パウダー
ドライブ(コオリナ・ノースショアへ)
- チャイルドシート/ブースター手配確認
- 運転関連書類(国際運転免許 or 日本免許の英訳、レンタカー規約に合わせる)
- サングラス(偏光)・日差しカットのサンシェード
- 車内での酔い止め・吐袋・ウェットティッシュ
「忘れがち」だけど実は必須なもの
- マルチUSB充電器&急速充電器(家族分のガジェットを一括充電)
- 延長コード(2m以上)(ホテルのコンセント位置が遠いことが多い)
- 荷物用はかり(帰国時の重量オーバー回避)
- AirTag/スマートトラッカー(スーツケース・ベビーカーに)
- 洗濯用品(洗濯洗剤シート/折りたたみバスケット/セームタオル)
- 食器用スポンジ(新品)&少量洗剤(コンドミニアムでの自炊用)
- 使い捨てカトラリー・ラップ・ジップ袋(余り食材の保存に)
- 小型の救急セット(消毒、絆創膏、鎮痛、抗ヒスタミン、胃腸、目薬、冷却シート)
- 小さな懐中電灯/ヘッドライト(早朝・夕方の足元/停電時)
- 紙のペン&メモ(緊急連絡先やタクシーでの伝言に)
機内持ち込み“ファミリーバッグ”の中身
- 貴重品・書類一式(親と祖父母で分散)
- 子ども用フライトキット:おやつ・シールブック・色鉛筆・ヘッドホン・ブランケット
- 着替え(各1セット)+圧縮袋
- モバイルバッテリー(航空会社の規定Wh以下)
- マスク・除菌シート・のど飴
- ビニール袋(濡れ物/酔い対策)
- 薬(酔い止め・鎮痛・整腸・アレルギー。液体は保安検査ルール内で)
席割のコツ:
祖父母と子どもを通路側に配置→立ち歩き&トイレがスムーズ。幼児はベビーバシネットの可否を事前確認。
荷物を減らす“パッキング設計図”
アクティビティ軸で袋分け:
「ビーチ袋」「ハイク袋」「機内袋」「洗濯袋」にパッキングキューブで仕切る。
“現地調達”前提リストを作る:
ビーチ玩具、飲み物ボトル、簡易クーラーバッグ、使い捨て食器はABCストアで。帰国時は処分/譲渡。
コンドミニアム滞在は“消耗品最小化”:
洗剤はシートタイプ、調味料は個包装、ラップ・ジップ袋は小巻を数枚だけ。
往路軽く・復路余白:
スーツケースは70〜80%に抑え、ショッピング分の拡張スペースを確保。エコバッグを2〜3枚。
三世代“役割分担”で漏れを防ぐ
ママ:子ども関連(医薬品・機内セット・日焼け対策)
パパ:運転関連(免許・保険・ナビ・チャイルドシート)
祖父母:書類控えの保管・現金小口・洗濯担当 など
全員:旅程・緊急連絡先・集合ルールをGoogleドキュメントやLINEノートに固定
そのまま使えるチェックリスト(コピペOK)
□ パスポート/ESTA/保険証券(紙+電子)
□ クレジットカード複数/少額USD/連絡先控え
□ eSIM/ローミング設定/充電器・モバイルバッテリー
□ 変換プラグ(A/B)・延長コード・マルチUSB
□ 常備薬・処方薬(英文処方箋)・救急セット・体温計
□ 衣類(日中用/冷房用羽織/レストラン用1セット)
□ 水着・ラッシュガード・ビーチサンダル・タオル
□ リーフセーフ日焼け止め・アフターケア・帽子・サングラス
□ 防水スマホケース・ネックストラップ
□ ベビーカー/抱っこひも/チャイルドシート手配
□ ミルク・ベビー食器・おむつ・おしりふき
□ 子ども用スイムベスト・エンタメ・ヘッドホン
□ 祖父母:常用薬・ウォーキングシューズ・ネックピロー
□ 洗濯用品(洗剤シート/ハンガー数本/折り畳みカゴ)
□ 食器用スポンジ・小巻ラップ・ジップ袋
□ 砂遊び玩具(現地調達可)・保冷バッグ
□ 運転書類(国際免許/英訳・予約番号・保険)
□ 荷物用はかり・トラッカー(AirTag等)・エコバッグ
□ 行程表・緊急連絡先・家族で共有したメモ
三世代の“快適さ”は準備8割
- 書類は分散・バックアップ、医薬品は家族の年齢に合わせて。
- ビーチ&屋外は“日差し・足元・水分”の3点防御。
- 荷物は“袋分け”と“現地調達”で軽く、洗濯を味方に。
このリストをベースに、**ご家族の予定(ホテル/コンド/アクティビティ)**に合わせて微調整すれば、忘れ物ゼロで身軽なハワイが手に入ります。