ザ・バスの乗り方と運賃
電車のないハワイで地元の人たちや旅行者の重要な公共交通機関となっているのがザ・バス(TheBus)です。オワフ島内のほとんどの場所を網羅する約100ルートが存在し、その気になればオワフ島1周もできてしまいます。
黄色の看板で「TheBus」と書かれた停留所が設置されています。日本のバス停と違い、停留所名が表記されておりませんんで、宿泊先のホテルからどのバス停が近いのかあらかじめ確認しておきましょう。ホノルル市内の主要停留所にはベンチや屋根が設置されているので比較的わかりやすいですが、郊外まで出ると一転道端の木や電柱などに「TheBus」の看板があるだけの停留所もあったりします。ハワイの道路は右側通行ですので、停留所も進行方向の右側から乗ることになります。バスには前方の扉から乗車し、レディファースト、高齢者優先を心がけましょう。
運賃は1回の乗車につき、2.5ドル均一となり、子供(6歳~17歳)は半額の1.25ドル、6歳未満の幼児は大人1人につき幼児1人まで無料になります。おつりの用意は無いため、乗車前に小銭を用意し、運転席のわきにある料金箱に投入します。
ザ・バスの降り方
バスを降りるときは窓のところにある金ひもを引っ張ります。そうすると運転席に連動するチャイムが鳴って、運転手に通知されます。降車は中央の扉から降ります。扉の上のグリーンのランプが点灯したあと、扉の黄色いテープに触れると自動的に開くようになっています。降りた後、手を離すと扉が勢いよく閉まってしまうため、後ろに降りる方がいる場合は扉を押さえておくようにしましょう。最近は扉が自動開閉するバスも導入さあれているようです。
降りる停留所がわからない場合、乗車時にドライバーに降りたい場所を伝えておくと安心です。
トランスファーチケットで乗り換え
トランスファーチケットは発行日に限り有効で、2時間のタイムリミットがあり、かつ1枚のチケットで2回まで乗り換え可能と制限もありますが上手に利用すると2.5ドルで郊外まで行くことも可能です。ワイキキからアラモアナやダウンタウン経由で郊外へ出かける場合はこのトランスファーチケットを是非利用しましょう。
ザ・バスの車内で気を付ける事
大きな荷物が持ち込めない
ひざの上に乗るくらいの大きさが限度で、スーツケースなどの大きい荷物は持ち込めません。この制限がなければ空港からワイキキへの移動にもザ・バスが利用できて大変便利なのですが、残念です。
飲食禁止
飲酒・喫煙はもちろんですが、車内では飲食も禁止されております。子供のおやつなど(キャンディ程度であれば可能ですが)も配慮するように気を付けましょう。
マナー
前方のドアや運転席に近い優先席(Priority Seats)はステッカーが小さく気づきにくいかもしれませんが、必要とされる方へ十分な配慮をしましょう。日本でも同様ですが高齢者や妊婦、身体障がい者の方には一般の席でも同様に席を譲るのがマナーです。また、水着姿で乗車することも控えましょう。特に濡れた水着(衣類)では乗車拒否されるケースもあるそうです。